ロキン? ロトゥキン?
Mnetジャパンで「Road to Kingdom」の日本語字幕放送が始まりました。
練習生たちの粗削りなステージも面白いんですが、スキル、魅せ方、曲の解釈、構成、アレンジ、全てにおいて「これぞプロ!」と唸ってしまうほど、格の違いを見た気がします。
こんなに興奮するステージを見たのはいつ以来だろう。
出場している7組が、全力でしのぎを削ったロキンの2回戦(4話)。
その中でも「余韻」まで自在に操ったドボイズのステージは、鳥肌が立つほど神がかっていました。
Road to Kingdomとは
ロードトゥキングダムの名の通り、キングダム(本戦)への進出をかけた、ボーイズグループ7組のバトル番組です。
参加グループ | デビュー |
PENTAGON ペンタゴン |
2016年10月 |
ONF オネノプ |
2017年8月 |
GOLDEN CHILD ゴルチャ |
2017年8月 |
THE BOYZ ドボイズ |
2017年12月 |
ONEUS ウォノス |
2019年1月 |
VERIVERY ベリベリ |
2019年1月 |
TOO ティオオ |
2020年4月 |
番組のコンセプトは、「有名になれずくすぶってるグループが1位を獲りにいく」という、何とも失礼な設定。
相変わらずMnetらしい意地悪な設定なのに、見終わったあとは満足感でいっぱいという。笑
ロキンもまた、Mnetに心を支配される、恐ろしい番組だったのです。
全4回のバトルを行い、累計で1位になったグループと、最終バトルで1位になったグループが、キングダムに進出することが出来ます。
※ただし、累計1位と最終バトル1位が同じ場合は、1組のみ進出。
ロキン、大混戦の2回戦
まばたき禁止の展開でストーリー性も秀逸だったドボイズが1回戦を制しました。
そして2回戦。どのチームも前回の問題点を洗い出し、きっちり軌道修正してきたのがひしひしと伝わります。泣
テーマは「僕の歌」。自分たちの曲の中から選曲しています。
PENTAGON(빛나리+봄눈)
創り込んだステージばかりの中、カジュアル感満載で、ゆるーいスタイルを貫くペンタゴン。
ステージでの楽しみ方や楽しませ方はさすがの一言で、酸いも甘いも知った余裕や貫禄を感じましたw
なんとジノくんは兵役のためこのステージが最後なんだとか。泣
サプライズに感極まりながらも、きっちり高音を歌い上げたジノプロに脱帽です。
ONF(사랑하게 될 거야)
オマゴルのユアちゃんが参加。
有名人が入る場合、下手すると全部持って行かれてしまうんだけど、丁度いいスパイスになってました。
個とグループのバランスも取れていたし、人形が叶わぬ恋をするというコンセプトも、涙のメイクを含めてきっちり消化。
ヒョジンくんののびやかな歌声も良きでした。
GOLDEN CHILD(WANNABE)
ダウンライトの下バイオリンをお弾きになるジュチャン坊ちゃまは、高貴で尊くて涙ちょちょ切れましたTTTT
一番、グループとしてのまとまりを感じたように思います。
ただ、他のチームがMAMA級に工夫を凝らしてた分、バイオリンパート以外の見せ場に乏しく、彼らの強みであるカル群舞が、逆に平凡に見えてしまったかなあという印象。
ゴルチャ目的でロキンを見始めたので、残念でなりませんTTTT
ONEUS(가자)
ボーイズグループのバトルは、ダークなステージが多くなる中、まるで紅白歌合戦の北島三郎のようなワッショイ感!(いい意味で)
祭りだ祭りだって、見てるこっちまで幸せ気分になるようなステージでした。
見応えあり!
ファヌンくんは目が大きいので表情をつくると映えますね!
VERIVERY(PHOTO)
VIXX先輩が得意とする、中二病感満載のホラーなステージでした。
爽やか優等生アイドルのイメージが強かったベリベリですが、こんなシックなステージもこなせるんだと感動。
かわいいゾンビが駆け回ってました^^
ストーリーも巧妙だし、振り付けも分かりやすかったです。
TOO(Magnolia)
Mnetのサバイバル番組を経て、4月にデビューしたばかりのティオオが、いきなりロキン参戦という幸運を手に入れました。
先輩たちが真剣に取り組む姿を、肌で感じられる体験は何事にも代えがたく。
表情管理を忘れるほど食い入るようにモニターを見てたドンゴンくんや、ステージで失敗して落ち込んでだチャンくんなどなど
貴重な機会を与えてもらったからには、すべての瞬間で学んだことを糧にして欲しいです^^
歴史に刻まれるべきTHE BOYZの「REVEAL」
市民の手で守り続けていた王冠を、敵に奪われてしまうところから始まりました。
場面が変わって、まるで絵画のような情景。
と思ってたら、ほんとに絵画の設定だった。
ため息が出そうなほど美しい。
ニューくんの切ない声が、刹那的シーンをより印象的なものにします。
ダンスリレーで繋ぐ場面なんですが、エリックくんが消えるとき後ろにぐわーっと倒れ込むんですよね。
これほど難易度が高い技を、シレっと入れてくる能力の高さよ。泣
そして、ヒョンジェくんが手招くままに見惚れてると…
土台がせり上がりましたーーーーーTTTTT
ひいいいいいい。
ここまで「90秒パフォーマンス」「王の歌」と2連勝してるドボイズですが、手を抜くなんてドボの辞書にはありませぬ!
これでもかー!と、畳みかけてきますTTTT
あまりの出来事に、他のチームはもう笑うしかないんだけど、一番うなずけたのはオネノプ ワイオくんのこの表情。
やられたとか、羨望とか、悔しいとか、色んな感情が織り交ぜになった素直な表情だなあと。
みんなの興奮はよそに、ドボイズの芸術作品は続きます。
よく見ると、ソヌくん側より鋭角に上がってしまってる、ヒョンジェくんの旗。
体感ではほぼ直角だろうに、ロープひとつで演技するヒョンジェくんのインナーマッスルよTTTT
しかもこの後、何のためらいもなく駆け降りる二人TTTTT
分かりづらい所ですごい事しないでーーーTTTTT
からの、ファイヤー!!!
からの、目力(三白眼)!!!
やめて!心乱さないで!!!
さらに踊り狂う美男子たち!!!
ここからドボイズのアドバンテージである、精密機械のようなカル群舞が続きます。
ラストに向けて息も出来ないほどの迫力TTTTT
ちょいちょい目力はさまないでTTTTT
キューくん大ジャンプ!!!
そして、邪悪な影を纏いながら、敵が近づいてきます。
王冠を奪い返すジュヨンくん。
馬乗りになる前、前転して相手の肩に足をかけて倒してるんですよね。
何度も言うけど、どうしてこんなに難しいことを、いとも簡単にやってのけるのだろう。
最後は王位を奪還し、気品溢れる表情でフィニッシュ!
舞うキラキラが似合います。
ジュヨンくんの白目の領域にサブリミナルコントロールされ、おばさん、バタンキューなのでした。
Road to Kingdomまとめ
演出の派手さに目を奪われがちですが、怪我をも顧みないレベルで1位を獲りにくるドボイズ。
細部にまでこだわり、一切の妥協を許さなかったステージは、「究極の美と技」というKポップの本質を見せてもらったような気がしました。
珍しくカメラワークも完璧じゃなかったですか!?
衣装にも潤沢に予算を使い、上質なステージを用意したMnet。
名前入りの字幕も顔を覚えやすくて、全グループにファンを増やすぞ!という気概は感じました。
はー。Mnetのサバイバルはやっぱり面白い。
※興奮して、動画の埋め込み7枚、画像18枚も貼ってしまいました。重かったらすみません。